Gift from the Sea January 22 2016

『海からの贈物』アン・モロー・リンドバーグ。

今日は、珍しく読んだ本をご紹介。

「浜辺中の美しい貝を凡て集めることはできない。少ししか集められなくて、そして少しのほうがもっと美しく見える。つめた貝は1つある方が、3つあるよりも印象に残る。空に月は1つしか輝いていない。」

女性飛行家の草分け的存在として知られ、残酷な運命に翻弄されながらも20世紀という時代を駆け抜けた彼女が教えてくれること。
知性と勇気、家族への愛情、創造的な生き方。
人との出会いも砂浜の数億万の貝殻のようにこの世界にはたくさんの人がいて出会いがある。
全て自分の目で見てから一番を決めようと、
広い砂浜で月明かりを頼りに、過ぎ去った心に残る貝を探しに戻っても
もう見つからない。
同じ出会いは二度と出来ない。
３種のパールが織りなすネックレスもそう。歪でラフな印象を残しながらも上品な温かみのある色のグラデーション。ピンク味の強い小粒パールの中には光がマットにならないようシトリンを混ぜ、表情に奥行きを出しています。貝という生命体がゆっくり時間をかけて育んだ生命力溢れるパールは不器用ながらも強く美しく生きる女性を象徴しているのかもしれません。

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